さわだ眼科・皮膚科 院長の澤田です。
ふだんの診察で、白内障の患者さんから多くいただく質問が、「白内障の手術をすれば、よく見えるようになりますか?」というものです。
確かに、白内障手術は視力を取り戻すことが大きな目的であり、手術をすれば視力が回復します。
しかし、当院白内障の手術は「ただ単に見えるようにする」ためのものとは考えていません。
私たちが大切にしているのは、患者さんが手術を受けたあと、「どのような生活を送りたいかを理解し、手術を通してより豊かな生活を送っていただく」ということです。
たとえば、
「趣味の観劇やゴルフが楽しめるよう、遠くをくっきり見たい」
「見え方に不安なく、車を運転したい」
「眼鏡なしで手芸や読書など、手元をしっかり見たい」など、
患者さんごとに見たい距離や求める見え方は異なります。
そのため、眼の状態だけでなく、患者さんひとり一人のライフスタイルや趣味、見え方の希望を伺いながら眼内レンズを選択します。
当院が考える、テーラーメイド型の白内障手術
眼内レンズには、主に単焦点レンズと多焦点レンズがあります。
さらに多焦点レンズの中にも、三焦点レンズや、焦点深度を広げる焦点深度拡張型(EDOF)など、それぞれ見え方に特徴があります。
患者さんの目の状態や、求める見え方によって適したレンズは変わるため、
その人に合ったレンズを、診察とヒアリングを通じて適切に選択することが、私が考えるテーラーメイドの白内障手術です。
多焦点眼内レンズは眼鏡の負担を減らしたい方におすすめすることが多いレンズですが、
すべての患者さんに多焦点レンズをおすすめできるわけではありません。
特にご年齢を重ねると、眼の状態や見え方の特性などから、多焦点などの高性能な眼内レンズが適さないケースもあります。
そのような場合には、多焦点眼内レンズを希望いただいた場合でも、単焦点レンズをおすすめすることもあります。
手術を受けた後の生活が、より豊かな時間になるように
白内障手術は、何度も受けるものではないからこそ、「眼内レンズのスペック」だけで選ぶのではなく、ご自身のライフスタイルにどのレンズが合っているのかを考えることが大切です。
そろそろ白内障の手術を検討されている方はもちろん、
最近見えづらさを感じ、「もしかして白内障かも?」とご不安に思われている方も、どうぞお気軽にご相談ください。
